The Count of Monte Cristo
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仕事納めて無駄にテンションあがっているfelicitaです。こんばんは。
12月後半怒涛の勢いで過ぎて行った感じがします。
師走って皆そうなのかもですが、自分史上最速だったような。
今年はなんといってもミュージカル（というかラミンに）ハマってしまい、
今まで興味のなかった日本のカンパニーでの演目を観にも行きました。
で、標題のこれ。モンテ・クリスト伯。
日本初上演だそうです。
石丸さんじゃないですか！
石丸さんのなら観たい。ぜひとも観たい！と思いまして。
ストーリーはナポレオン失脚後のフランス
ナポレオンの復活を望む一派と王制派とで激しい権力闘争をしている頃
マルセイユの優秀な船乗りエドモン・ダンテス（石丸さん）は
死んだ船長からの遺言である手紙をある人に渡すよう頼まれ…。
浅野支店長、マニラ出向後、船乗りになって出世したのね…（違
その手紙はナポレオンからの手紙であることを知らず…。
亡くなった船長の後釜として昇格も決まっていたエドモン、
美しい婚約者メルセデスとの順風満帆な人生が待っていると思いきや…
メルセデスに横恋慕していたモンデゴ（岡本健一さん役）と共謀したダングラールは
手紙のことを警察に密告し、エドモンとメルセデスの婚約パーティの最中、
エドモンは連行される…
検事のヴィルフォールは当初エドモンの純粋さに政治活動など
するような人物じゃないと判断し、釈放しようとしたが、
その手紙を誰に渡すつもりだったのかとエドモンに聞き、
その人物の名を聞いた途端、エドモンを有罪にし、孤島へ幽閉した。
その人物ってヴィルフォールのお父さんだったんですけどね。
そら、バレたら自分にも御咎めがあるだろうから
隠したいわよね…。
エドモンは無実なのに、だれも助けてくれない。
メルセデスはエドモンが必ず戻ってくると信じて待っていたけれど、
数年後、モンデゴからエドモンは獄中で死んだと聞かされ、
失意のうちにモンデゴと結婚する（キタコレ！）
幽閉されているエドモンは毎日毎日壁に線を１つづつ引いて
今日は何日なのかを覚えておこうとする…。
でも暗くて寒い牢獄の中で希望を持ち続けることは厳しく
自殺しようとした時に、隣の独房にいたファリア神父に止められ、
脱獄を持ちかけられる。
ファリア神父から色々な知識を授けてもらうエドモン。
ある時、何故投獄されたのかをファリア神父が
嵌められたのだろうと推測してエドモンは気づく。
自分のことを妬んでいた人達はたしかにいたと。
彼らに絶対復讐してやる…と心に誓うエドモン
ファリア神父から復讐など無意味だと諭されるも
エドモンの心は復讐の炎で燃え上がる…てのが前半です。（たしか）
さすがの石丸さんボイスでうっとりですばい。
メルセデス役の花總まりさんの上品で可憐なこと！ヅカっぽいわ～と思ったら
やっぱりヅカOGでした。
で、脱獄途中でファリア神父は残念ながらなくなってしまうのですが、
ファリア神父だけが知っている巨万の財宝のありかをエドモンに教えます。
エドモンは脱獄後その島にたどりつく前に海賊の船にたすけられ…。
で、ここでも女船長役の濱田めぐみさんがカッコよかった～。
すんごい声の迫力で。
「南南東（?西？）に舵をとれぇぇ～～」って歌がすごい
迫力でしたけど、あたくし、結構前の席で耳痛くなりましてん。
この歌だけじゃないんだけど、全体的に耳が…
ヅカの男役だったんだろうかと思う身のこなしだと思ったけど
四季ご出身でしたのね…。
モンテクリスト島にあった財宝を見つけたエドモンは
モンテクリスト伯として彼を陥れた人達に復讐するために戻るわけですが。
エドモンは「正義」を求めていくのですね。
で、モンテクリスト伯の正体を知らない三人男たちといえば
酒と女におぼれてグダグダのモンデゴと銀行家になったダングラールに、
検事総長（？だったかな）にまで出世したヴィルフォール。
モンデゴと結婚したメルセデスはモンデゴの変わりように
結婚を後悔し、エドモンとの幸せだった日々を思い出しては
悲しむ日々…。
（モンデゴがそこまでgdgdになったのはメルセデスが
エドモンを忘れられず、モンデゴをそんなに愛してなかったことも
理由のひとつよね[#IMAGE|S15#]）
強欲3人は突如現れたモンテクリスト伯とお近づきになれるとあって
パーティーにいそいそと出かけていくも、それがエドモンとは
全く気付かず。
エドモンは「人は皆自分の見たいものしか見えないのだ」ってところが
確かになぁ～うんうん。そうだなぁと。
メルセデスのみ、すぐにエドモンと気づくんだけどね。
もうけ話などですっからかんにさせたりして破滅させるのだけど、
そこがいちいち振り返ってビシィッと「金の亡者！m9（・∀・）ﾋﾞｼｯ!!」（だったかな）
「権力の亡者！m9（・∀・）ﾋﾞｼｯ!!」ビシィッとね。
なんかそこがやけに時代劇っぽくてウケてしまった…。
しぶといモンデゴのみ、どっかに逃げるんだけど…
モンデゴ役の岡本さんてTVでもそんな役ばっかじゃないか？と
ふと思い出したのは米倉涼子の黒革の手帖で御曹司の腹違いの弟役でも
最初大人しいんだけど、兄のカリスマ性に嫉妬して殺しちゃうの（雑…）
兄が気に入ってた米倉さん役（なんだっけ役名）も憧れだったのが
自分が後継者になったからアタックするも相手にされず…
屈折してた役だったなぁ、なんて思い出しつつ。
優しそうなお顔なのにねぇ。
それで家名を汚されたといきりたつモンデゴの息子は
エドモンに決闘を申し込み、いざ、決闘の日…。
へっぽこお坊ちゃんのモンデゴの息子はあまちゃんだから
はずすのね～。ﾀﾞｻｯ
エドモンの番になったらモンデゴ息子の婚約者が
「あなたは人を愛したことがないのですか？！」とかなんとか言って
結局エドモンは決闘を辞めるのだけど…
はいはいはいはい(ﾟДﾟ)ﾉ ｧｨ
すみませんが…、そんな若娘に愛した事がないのですか？！と
言われただけで改心するんでつか？
貴方がなめた辛酸はそんなことで流せるんでつか？？えええ？？と
思った私はなんて心が歪んでいるのだろうと…
まぁ、モンデゴの息子はメルセデスの息子でもあるわけですからね…。
ここがちょっと…、いや大分あっさりしていたような…
婚約者役の人が私にはどうも響かなくてね…[#IMAGE|S15#]
台詞ボー読み流してる…？ような…。。。
まぁ、そんなんでメルセデスはモンデゴと離婚して
エドモンとやりなおすことにしたわ、と言った途端、
どっかに隠れてたモンデゴじゃーん！！
お前は俺のもんだぁぁぁ～ってでてきたんだけども。
いやいや、君に勝ち目はないさ、と思っていたが
結構これがしぶとく（？）て。
最後の最後で倒れたな、じゃ、メルセデス行こうか…ってなったところで
もう一回おりゃぁーっと不意打ち。
悪役にありがちなパターン。
結局バッサリやられてしまうのだけども。
あれ？メルセデスには復讐しないのね。そうなのね。
かわいさ余って憎さ100倍とかそういうのないのね。
うーーーーーん。キャストの方々良かったと思ったのだけど、
（除：モンデゴ息子＋婚約者）
曲なのか、ストーリーなのかなんなのか大分もやりました。
セットも結構簡素な感じでいまいち入り込めなかったのもあるのかしら。
あとエドモンは伯爵になっても短髪のほうが絶対いいと思う。
やっぱり私はALW版のオペラ座の怪人が
好きなんであってミュージカルが好きなわけではないらしい…と
気づいたような…？
